安定と停滞

安定したいという人は多い。先日も大学院生の1人がそう言っていました。

もちろん、安定するっていいこと。毎日毎日その日暮らしの綱渡り人生じゃあ負担が大きすぎます。私だって安定したい。

 

が、どうも安定という言葉のイメージが私と違う人が多い気がする。

 

私にとって安定とは、「自転車をこいでいる状態」。

あるいは、「コマが回っている状態」。

 

自転車って、こいでいる間は倒れたりしないでまっすぐ走ることができる。

コマも回っている間は軸の1点で立ち続けられる。

 

でも、自転車はこぐのをやめてしまえば、途端に不安定でバランスを取るのが難しくなってしまいます。コマも、回転がなくなればたちまち、コテンと倒れてしまいます。

 

つまり、安定するためには、常に動き続けないといけないということ。走り続けなければいけないということ。前に進むことをやめたら、すぐに倒れてしまうものだと思うのです。

決して、「そこに留まり続ける」ということではないんじゃないでしょうか。

 

何かに挑戦しつづけること、進み続けること、それが結果として安定を生み出すのだと考えます。間違っても、ずっと同じところで停滞することが安定ではない。それはえてして環境の変化に弱かったり、相対的な下降であったりするし。

 

皆さんの安定のイメージは、どうでしょうか?