測定するとモチベーションが上がる

モチベーションアップの鍵は・・・

 

「仕事にやる気が出ない・・・」

「モチベーションが上がらない・・・」

 

そんな風に感じながら仕事をしている人、結構多いんじゃないでしょうか?

実は、

 

知っている人は知っていますが、私は理系男子なんです。

大学院までプラスチックの研究をしていましたが、残念ながら現在の仕事には全く関係ありません(笑)

 

でも、大学院まで実験漬けの学生生活をしていて良かったと思う事がいくつかあります。

そのうちの1つは、測定することの効能を知っている事。

 

私のような化学系の研究生活は、すなわち測定生活とも言えるくらい色んなものを測ります。

反応に使う試薬の量を計り、出来上がった物質の重さを計り、生成物の強度を測り、融点を測り・・・etc.

 

とにかく実験をするという事は測定するという事と同義なわけです。

 

いま「めんどくさそう・・・」と思いましたね?

まあ確かにあまりに測定項目が増えるとめんどくさくなるのですが、実はそれ以上に測定をするとモチベーションが上がるのです。

 

何故かというと、リアルタイムでフィードバックが得られるから。

自分が考えてやってみたことが上手くいったのかいかなかったのか、リアルタイムかつ分かりやすい数字で出てくるから、「じゃあ次はこうしてみよう」というモチベーションが湧いてきます。

 

大事なのはリアルタイムのフィードバック

 

スポーツが楽しいのもこのリアルタイムのフィードバックが得られるというところに大きな要因があると思います。

例えばサッカーでゴールがなく、90分間両チームでボールを追いかけて、終了後にどっちが勝ったか発表するというルールだったら、プレーしている人も観客も盛り上がるでしょうか?

サッカーはゴールを決めたら1点というルールがあり、それを誰もが同時に把握できるから盛り上がるのです。

バスケでも野球でも、「結果は試合後に発表します!」と言われると、試合中の盛り上がりはずっと小さくなるでしょう。

 

さて、仕事に目を移すとどうでしょうか?

リアルタイムで自身の仕事を測定していますか?

 

当然、月次の売上や年間の収益などはまとめているでしょう。

でも、月や年といった単位では遅いのです。日々のモチベーションにはつながらないからです。

さらに悪いことに、多くの場合人事評価は年に1回しか行われないことがほとんどでしょう。それゆえに、仕事に対する適切なフィードバックが随時行われているとは言い難い。

人事評価の時期になると「今年の給料は○○円です」という結果だけが伝えられるのでは、とてもうまくやっているとは言えません。

まるで、得点のルールも知らされていないゲームをやらされて、1時間後に「あなたの勝ち(ときには負け)です」と告げられているようなものです。

・・・こんなゲーム誰がするでしょうか?

 

モチベーションを高めて結果に繋げたいのであれば、日々の仕事の測定と適切なフィードバック。これが欠かせません。

適切な測定項目を選べば、大して手間もかからず日常の業務が見える化され、モチベーションも業務効率も向上するので、ぜひ取り入れてみて下さい。