なぜ私は『紹介してください』と言わないか

お久しぶりの投稿です。由岐中です。

 

付き合いがそれなりに長い人はご存じの通り、私、誘われたら基本どこにでも行っちゃう系男子。なので、いろんなところでいろんな人とお会いします。

 

例えば異業種交流会に行くと、行きなれている人とか、「あれ、またお会いしましたね」なんて人もいます。

そういう人はそういう場に慣れてるので、良かれと思ってこう聞いてくれるんです。

 

「どんな方をご紹介したらいいですか?」

 

うん。

 

あと、本当にありがたいことに「由岐中さんにご紹介したい人がいるので、お繋ぎしていいですか?」といってもらえることが多いので、もちろんありがたくお会いさせていただきます。で、実際にお会いした最後にほとんど必ずこう言ってくれます。

 

「どんな方をご紹介したらいいですか?」

 

はい。

 

いやー、ほんと皆さん他人に貢献しようという意識が高くてすごい。

私に誰かを紹介する為だけに来てくれたのかと思うくらい。

 

で、正直いうと、めっちゃ困る。

だって、人に会うのにそんな条件付けるなんて。

どんな出会いが大きい意味を持つかなんてわからないのに、最初っから出会う人を絞るのがどうしても馴染まない。

ちなみに、仕事をする人(パートナーでクライアントであれ)はめっちゃ選びますよ。

 

最初は素直に聞かれたことに答えてたんです。

「20~30代の経営者の方で~」

とか

「方向性に悩んでる人で~」

とか

「ハーフの美人おなしゃす!」

とか。

 

で、ある時思うわけです。

 

「あ、意味ねえわ」

 

私が会いたいのはどんな方向性であれ「面白い人」つまり、つまらないの反対「つまる人」なので、中途半端な条件にあてはまる人を無理やり探してきて紹介されても、たいていつまらないわけですよ。

 

となると、条件付けるの意味ねえわ、と。

 

ぶっちゃけ、単に「こんな人いたら紹介してください」って言うのがめんどくさかっただけだったんですが(笑)

 

それで、どう答えるようになったかというと、

 

「ピンと来た時だけ連絡ください」

 

特に何も考えずにこう言うようになったのですが、これが良かった!

こう言うようになってから、紹介していただける方の質がめちゃくちゃ上がりました!(当社比)

 

なんでだろう?

普通は逆なんじゃないだろうか?

鉄則はターゲットを絞ることじゃないの?

 

で、考えてみたんですけど、実はこういうことなのではないでしょうか。

 

言い訳がきかない

 

まず第一に、「言い訳がきかない」

例えば、「東京に住んでる20代男性を紹介してください」と条件を付けた場合、紹介する人は、その条件にあてはまっていればいい、と考える。

それ以上考えなくても良いとなるかもしれない。

そうなると、紹介した後どうなるかよりも紹介を出したこと自体に満足してしまう可能性はありますよね。

以前は「なんでこんなやつ紹介してきたんだよ・・・」と思うことがよくあったんですが、紹介する側としては「条件に合った人を紹介しただろ」とも言い訳できてしまうわけよね。

 

ところが、「ピンときた人」とか言われると、紹介する側も言い訳できない。だって、判断基準が全て紹介者の主観になるから。

 

となると、必然的にこうなる。

 

紹介者のセンスが問われる

 

誰かを紹介するか否かの基準が紹介者の主観になるということは、すなわち紹介者のセンスが問われるということ。誰を紹介したかによって、紹介者自身も評価されてしまうということになります。

 

あまりテキトーに紹介を出すと、自分の評価が下がると思えば、厳選しますよね。

 

そうすると、実際に紹介してくれる人っていうのは、ほぼ間違いがなくなります。

とっても豊かですね。

 

もちろん、ピンと来ないから紹介も出さない、ということも沢山あるでしょう。

絶対数自体は減るかもしれません。

 

でも、私はそれでいいと思ってます。

だってその方がお互い気持ちがいいじゃない。

 

そう決めてしまえば、あとは自分がどこまでその価値がある人間になれるかどうか。

そして、それを表現できるかどうか。

 

これを磨いていくだけなので、方向性はシンプルですね。

やることは色々ありますが(笑)

 

というわけで、一緒に精進しましょう!!