アメリカに行って気付かされたこと

6月頭の事になりますが、アメリカに行ってきました!

 

2030年頃に想定されるシナリオをもとに、日本国としてどういう判断をするかというシミュレーション研究をするために招集されたのですが、集まった皆さんがとても優秀な方々ばかり。

脳に汗をかきましたが、とても楽しかったです。

そして、そんな優秀な方々が集まる会で、“最終意思決定者役”(いわば総理大臣役!)として参加させていただけたことはとても光栄でした!!

 

さて、このアメリカ出張は10日間だったのですが、その間にロサンゼルス、サンフランシスコ、ボストンの各都市と大学をまわりました。

 

そこで色々な方と交流を持つことができたのですが、サンフランシスコやシリコンバレーのベンチャー企業で、世界の最前線で戦っている方々とお話をしていて、次の2点に気付かされました。

 

1.日本人の一般社員は超求められている

2.日本人のマネジメント層(中間管理職)は全く価値がないと思われている

 

日本にいる間は全く気づきませんでしたが、日本のエンジニアはシリコンバレーで超求められているんだそうです。なぜなら、日本のSEが出してるクオリティをアメリカ人(またはその他の国の人)に出させようと思うと、3倍くらいコストがかかるんだそうです。

日本のSEの平均年収が約550万円(平成29年賃金構造基本統計調査より、Creative Villageが算出)だそうですから、アメリカに行くと1500万円くらいの価値はあるということですね!

これ、結構デカいのではないでしょうか?

だって、同じ仕事をしてても場所を変えたら価値が3倍になるんですよ!?

もちろん英語ができる必要はありますが。

 

一方、日本の特に中間管理職は全くいらないんだそうです。

なぜなら、マネジメントできないから。

プレイヤーとマネージャーでは求められる能力が全く違うのに、日本ではいまだに「プレイヤーとして成果を上げた人」がそのままマネージャーに繰り上がるので、マネージャーとしての能力とは関係無くマネージャーになってしまうケースが多い。

実際、マネジメントの仕方を上司から教えてもらえる状況って少ないのでは?

 

つまり、いずれマネージャークラスに昇進するつもりがあるなら、自分で備えておかなければならないということです。

 

向上心のある皆さんは、準備できてますか?